貴重な排便体験記です!
先日、金沢福祉用具情報プラザの安田さんから下記のようなメールをいただきました。
おむつ内での排尿・排便体験はおむつを使っている人の違和感や不快さを知るために大切なことです。
もちろんそれは一人ひとり違うので、あくまでも個人的な体験ですが、そこからいろいろなことが分かります。ただ排尿体験は比較的簡単にできますが、排便体験はとても難しいものです。
安田さんの体験レポートは貴重なもので、参考になるものです。
そこで今回、ご本人の了解を得て紹介させていただきます。
安田さんには心からお礼を申します。
「浜田きよ子様
金沢福祉用具情報プラザ OTの安田です。
西川さん(旧姓:飯田さん)と浜田先生に刺激され、私もおむつ体験をしてみました。
~体験というのは、さまざまな研修で取り込まれる手法の一つであると捉えていますが、あまり考えなく体験しても無意味な体験になると思っています。
そこで、皆に体験してもらうなら「こんな考え方で」「こんな視点を持って!」というメッセージを込めて自分なりの体験記を作成し、プラザスタッフに伝えたものです。
おむつに関しては不勉強な部分が多く、私が体験の中で捉えた視点も不十分なものと思っています。浜田先生に指摘いただければ幸いに思います。」
《排便体験記》
体 験 者 金沢福祉用具情報プラザ 安田副館長
日 時 平成19年6月21日(木) 10:20~10:50
使用オムツ ネピアテンダーテープ止め Mサイズ (安心幅広テープ:市販名)
*体験の視点
・排便行為が可能か?
・排便後のおむつ内の感触(皮膚の不快感など)
・臭い
・その他
*体験状況
・ 9:40 下剤服用
・10:20 おむつ着用
ベッドの上に仰臥位にて自力排便を試みる。着用後まもなく1回目、自力排便。
この時、予想外にも排泄物の流動感や皮膚への不快さ、臭いはさほど感じず。
(便が肛門からまっすぐ押し出され、皮膚とあまり接触しない位置に収まった気配)
そのまましばらく仰臥位で過ごす。便意はあるものの腹圧がかけにくく、不快感、緊張感が相俟って排便できず。
装着のときソケイ部をきつく締め過ぎたせいか、次第に痛みを感じて膝屈曲位に体位変換。そのまま腹圧をかけると比較的容易に2回目の排便ができる。この後、腹部側に隙間ができたせいか臭いが気になりだした。
2回目の排便は最初のそれより多く出たと感じられ、体動を繰り返すうち大腿部裏側あたりに便がやや流れた感じ、不快感が増す。(臭いも強烈!)
便意が持続していたので再度排便を試みたが、脳のどこかで拒絶反応をしているようで排便できず。
そのまま睡眠を取ろうとしたが不快感に耐えられず10:50におむつを外す。
*外したおむつの観察
臀部の谷間辺りの部分に饅頭くらいの大きさのものがにじりついており、液状のものはおむつに吸収されていて、液状に対する不快感はなかった。(排便時の感覚から想像したよりも量が少ない)
身体に付着した便は、肛門周囲に半径2cmくらい、意外なほどきれいで、こちらも想像していたほどではなかった。
おむつ処理や身体を洗い流すあいだの臭いが強烈!!「わがウンコながらクサイ!」
*排便体験を終えて
1回目の排便のとき、訳もなく涙が出ました。自分でもよくわからない感情です。(本当です!)
2回目からは平気・・・。これも慣れなのか!と怖くなりました。
いろいろな用具を自分で体験して感じることがいかに重要かを、再確認した排便体験でした。








